浅倉たかお 活Log

「ケーキの切れない非行少年たち」この本をご存じでしょうか?

最近、私が読んだ本の中で最も衝撃を受け、また、ものすごく参考になった本です。この本を読むと少年たちの犯罪の一端がわかります。

よく凶悪犯罪を犯した少年たちが「反省をしていない」という話を聞きます。
私もなぜ、こんな凶悪な犯罪を犯したのに謝罪もしない、反省もしないのだろうと憤りを感じていましたが、「ケーキの切れない非行少年たち」を読んで、その意味がわかりました。

彼らは反省そのものがわからないのです。
反省がどういうものかわからない少年たちに「反省しろ」と言っているようなものです。
なぜ、彼らはそうなってしまったのか。

その答えがこの本に書かれています。

この本を読んだ後、少年犯罪が起こるたびに犯罪その物の罪は償わなければなりませんが、社会に上手く適応できない彼らをどこかの段階で救うことができなかったのか?といつも思います。

この本の筆者は児童精神科医です。少年院には認知力が弱く、ケーキを等分に切ることができない非行少年が大勢いるといいます。
発達障害や知能障害を持っていう少年たちが少年院で初めてわかるケースが多いとも言います。

その多くは人口の十数パーセントいる「境界知能」で「計算ができない」「漢字も読めない」そのためやる気がない生徒として見られてします。
こうした彼らが社会に出たときどうなるのか。本当に切なくなってしまいます。

こうした子どもたちは小学2年生からサインを出すそうです。
この時期にきちんとした対応をとることが重要だそうです。
小学校の教育はその子の一生を左右するものだと心底思いました。

本当に多くの方に読んでほしい本です。子育て世代の方はもちろんですが、多くの世代に読んでいただき、彼らに手を差し伸べる機会を増やしていきたい。